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イーストリバーサイクルズ での出来事

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2011年 02月 01日

自転車と映画 その②

店主岡野が自転車が登場する映画を紹介するシリーズ。
ですが! 自転車がでてくる有名な映画であまり好きなものがないので、これからは多分ちょっと自転車が登場するだけの「自分の好きな映画」を紹介することになるでしょう。


御興味のない方は、次の記事に飛んでいただいて結構です・・・。





自転車と映画 その②_d0180357_23341222.jpg

今回は2002年製作 イギリス映画「about a boy


舞台はロンドン。亡くなった父親の遺産で何不自由なく生活している独身貴族のウィル(30代半ば)が、母子家庭の少年マーカスとふとしたきっかけで出会い、初めは戸惑いつつも、彼やその家族らとの交流を深め、お互いに成長していくといった物語です。


原作者のニック・ホーンビーは、趣味に埋没している駄目中年男を描かせると右に出るものはいない作家のようで、他にも映画化された「ハイ・フィデリティ」という傑作があります。
特に今30代後半~40代前半の、いわゆるバブル世代の男性(特に文化系)にはかなりリアリティがあるのではないでしょうか。
かくいう私もまさにその一人です。


そしてこれまたヤサ男を演じることについては右に出るものがないヒュー・グラントが主人公のウィルですので、文句なしで「ダサ」かっこいいです。
80年代後半~90年代初頭テイストのウィルのライフスタイルやファッションもなかなかよろしい。


2002年だと、イギリスは景気よかったんだろうなあ、まだ。
映画に登場するロンドンの光景も、のんびりしていていい感じです。



自転車と映画 その②_d0180357_0582551.jpg

肝心の自転車ですが、登場人物が自転車に乗っているシーンはありませんが、マーカス少年がウィルの自宅を訪ねるときに、ドア越しにちらっとクロモリのロードバイクが見えます。
あの感じだと、DE ROSA とかCINELLI かなんかでしょうね。
2002年じゃありえなかったでしょうが、今じゃ東京でもビジネスマンのおうちの玄関にロードがあるなんていいう光景はめずらしくなくなってきているかもしれません。







小説にしても映画にしても、やたら前向きなものよりも55%くらい前向きなものの方が好きです(この表現はある尊敬する作家さんのパクリ)。
「about a boy」はまさにそんな感じの作品です。





まだまだ寒いですから、自転車で外に出る気がしない日は、御興味がありましたら是非。

by shun_okano | 2011-02-01 23:38


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